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松柏美術館「上村松園展」
今、大阪に帰ってきてます。
ここのとこ天気もいいので、久しぶりに奈良の法隆寺に行ったりしてみましたが、この時期、奈良や京都はどこも修学旅行生でいっぱいみたいですね。せっかく古都をのんびり散策しようと思っても、がやがやうるさくてうんざりしてしまいました。中学生とかにお寺見せても、あの子達のほとんどが興味ない様子なのに、なんで来るのかわかりません。私自身は修学旅行で伊勢に行ったり蒜山に行ったり、長野にスキーしに行ったりしましたが、海女さんのショーを見たり、自分たちで飯盒炊さんをしてみたり、そのころ関心のない神社仏閣など引き回されるよりよっぽど面白かったし、いい思い出になりましたよ。

で、今日はまた松柏美術館というところに行ってきました。
上村松園という女性日本画家をご存知ですか。だいぶ昔の方なんですが、ここで、特別展 開館20周年記念「上村松園展」〜画道ひとすじ〜、というのをやっているんです。5月11日までです。
私はこの方の絵がすごく好きなんですよ。大学生のころから好きで、展覧会があれば行っていたので、主な作品はもう観てるはずなんですが、今回それ以外に、下絵とかスケッチがたくさん公開されるというんです。まあ、下絵かぁー、と思いつつ、懐かしいし、久しぶりに本物観るか、と行ったんです。そしたら、思いがけず、かなり充実した気分になれました。

スケッチとか下絵も、鉛筆や木炭でなく、すべて墨と筆で描かれているんですが、それが何ていうかとてもいい。色を塗る前の線画なので華やかさというのはないですが、でも、ある意味、完成した作品より表現が細かく、松園先生の描きたいものへの思い、それに向けて磨かれた技術の確かさ、などなど、わーっとこちらに押し寄せてくるような感じなんです。下絵の段階で、それはそれでもう完成された絵、みたいな。
塗りの難しさは、技術もだけど、その時々で入手できる材料、道具などに左右されるところがあると思うんですよね。でも、墨一色で描く線画というのは、そのわかりやすい線だけが表現の手段なので、もう何もごまかすすべがないわけです。それを観て、うわぁ、もうこの時点で完璧な線画を描いておられる、と。
いや、感動しました。下絵があんなに魅力的だとは思ってみなかったので、新たな発見でした。
機会があれば、ぜひぜひご覧になってください。絵を描く人、とくに女性を描く人にとっては「松園先生すごい!」というのがわかってもらえるはずです。今見ても、ぜんぜん古くないんですよ。んー、なんか「絵を描いてみたいなぁー」って気分になりましたね。
| Fragments | 18:45 | comments(0) | trackbacks(0)
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