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高野山の宿坊に泊まる
先日、高野山に行き、宿坊に泊まってきました。

近畿に住んでたら、高野山に行く機会ってわりとある気がするんです。学校の行事とか、家族でレジャーとか。
夫は林間学校で行ったような記憶があると言うし、私は家族でドライブがてら行きました。もうどっちも子供のころの古い記憶なので、あんまり鮮明ではないんですが、とにかくお寺とお墓がたくさんある山のなか、という感じ。で、何を思ったか夫が、また高野山に行ってみたいなぁと言い出し、私が、どうせなら宿坊に泊まって精進料理食べようや、と乗り気になり、いろいろ調べてネット予約。簡単ですよ、ホテルに泊まるのと同じ。

昔、高野山に行ったときは父の運転する車で、うねうねとした山道を登っていき、普段は乗り物酔いしない私でも、ちょっと途中で休みたくなったのを憶えてます。あれを繰り返すのは嫌だったんですが、電車でもっと簡単に行けるんですよね。南海高野線に乗って極楽橋で降り、ケーブルカーで高野山駅まで登る。ここから南海りんかんバスまたはタクシーで町まですぐです。乗り継ぎの時間もちゃんと考えられてるし、車で曲がりくねった山道を二時間も登るよりだんぜん楽ですよ。私たちは、ケーブルの高野山駅に着いたあと、タクシーで大門まで行きましたが、千円ちょっとでした。

高野山は細長く狭い町、大門から奥の院まで、頑健な人なら歩いて歩けない距離ではないです。なんなら路線バスもあるので、車がなくてもノープロブレム。ということで、昼前に到着した私たちは、まず大門から歩いて観光を始め、町の真ん中辺りで昼食にし、そのあたりをぶらぶら散策しながら予約を入れてある宿坊を目指すことにしました。お寺が多いので、ひとつひとつは観られないですが、最低これだけはおさえとかないと、というポイントは回りました。気温は大阪の街中よりだいぶ低いです。四月も下旬なのに、まだ桜が散らず満開でした。

世界遺産になったからか、やたら外国人観光客が多い印象です。あちこちがよく整備されていて、こんなにきれいにしてたかなぁと思いました。公衆トイレもウォッシュレットつきでぴかぴか。けっこうゆっくり歩いたけれど、三時過ぎにはチェックインできました。

私たちが泊まったのは、たいていのガイドブックで紹介されているけっこう有名なお寺。あのあたり、お寺はどこでもそうですが、入った瞬間、線香の匂いがきついです。作務衣を着たお坊さんが愛想よく出迎えてくれ、部屋まで案内してくれました。少し肌寒かったんですが、エアコンとこたつをつけて暖めておいてくれていました。部屋自体は古くて隙間風が入ってくるような感じですが、だからこその気遣いでしょうか。こたつのうえに茶菓子とポットなどが置かれ、浴衣に歯ブラシ、タオルも用意してあり、まるで普通の旅館みたいです。ただ、トイレとお風呂は共用です。トイレや洗面所は近年新しくしたような感じで、きれいなんですが、お風呂は古びていました。それでも、一応、シャンプーやソープもおいてあり、ドライヤーもあることはあります。値段を考えたら、普通の旅館のほうがずっと快適に泊まれると思いますが、まあ、文化遺産に泊まらせていただいてるわけで、コンセプトが違います。

お風呂につかってのんびりして、さあ御待ちかねの精進料理ですが・・・ちょっと期待しすぎてたみたい。

おいしさで言うと、どこかの料理屋さんで和定食でも食べていたほうがずっとおいしい。いや、すごくマズイとか少ないとかいうことはないんですが、たぶん、味付けとか煮方の問題だと。本式の精進料理は出汁に鰹節を使わず昆布と椎茸でとる、らしいですから、そういう違いなのかなぁ。全体的に薄味好みの私たちには濃い味付けに思えました。
ちなみに、お膳を運んできてくれた方に聞くと、お坊さんたちの普段の食事はもっともっと質素なものらしいです。普段は肉も魚も食べているけれど、何か行をするとかそういうときに精進料理というか、肉や魚を食べない期間がある、ということのようです。
精進料理、うちの夫はあまり気に入らなかった様子。
私は健康のために、一週間に一度は精進dayにしてもいいと思いますが、やめてくれって。でも、どうせつくるのは私なので、やってみてもいいかも。まー、鰹だしは使いたいからそれはOKってことにして、野菜と豆類だけのなんちゃって精進。

さて、お腹もいっぱいになったけど、まだ七時をまわったところ。ちょっとおみやげでも見て来るか、と外に出ようとしていたら、玄関でお坊さんと会い、もうどこのお店も閉まっていますよ、と言われました。えーっ、そんな。でも、出てみたら、大通りのお店、ほんとに閉まってる。かろうじて一軒だけ、開いているのをみつけましたが、そこも八時には閉めるそう。前にひなびた温泉にいった時も思ったけど、田舎って夜が早すぎ。
暗い夜道を引き返した私たち。でも、一軒だけコンビニが。とりたてて買うものも思いつかないくせに、ちょっと寄って行こうかと足を向けてしまうのが悪い癖。夫と二人で入ったら、そこには思わず目を見張ってしまう光景が!

・・・長くなるのでいったん切ります。
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